シリーズ22の4:「欧州一筆書きの旅D2~北国一人旅~」
<エストニア・ラトビア・リトアニア・ポーランド編>NO11
DAY28:2025年9月4日(木)①
昨日で、エストニア首都タリン観光を終えました。
何をしても歯車が合い、とても相性のいい国・都市・街でした。
街は大きくはありませんが、どこに行っても美しく楽しく快適でした。
ふらふらブラブラ歩くのが本当に楽しい街です。
大満足で大好きな街になりました。
後ろ髪は引かれますが、今日は、タリンにさようならをする日です。
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~タリンからラトビアの首都リガへ~
タリンからリガまでは長距離バスで行きます。
値段は11.48€(約2000円)です。

12時10分バスターミナル発です。
初日にバスターミナルの下見は終わっています。
場所も行き方も大丈夫です。
だから、ホテルを11時に出ても間に合いそうですが、念のため10時前には出る予定です。

タリンからリガまでは約300kmです。
4時間20分かけて国境を越えていきます。
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~出発!~

お世話になったホテルともお別れです。
安いのに素晴らしいホテルでした。
今日も、朝食を食べていると、
「今日でお別れだな。
バスの中で腹が減らないように、いつもよりたくさん持って行きな!」
と言ってパンなどを持たせてくれました。
本当にありがたい話です。
確かにパンが一つ二つバッグに入っていると、気持ちの余裕が違います。
タリンに来る機会があったら、絶対にまたこのホテルに泊まります。

初日に乗ったトラムで行きます。

トラムからの車窓です。
懐かしい街並みです。
今日は曇天のようです。

「Bussijaam」で降ります。
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~バスターミナル到着!~

トラム降り場から歩いて2分くらいで、バスターミナルに着きます。

☝ターミナル内の見取り図です。
ぼくの乗る「FLIXBUS」は、11番以降の乗り場です。
出発まで、まだ、1時間以上あります。
外で待つより、中の涼しいベンチで待とうと思います。
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~エストニアの青年ジャークさんとの出会い~
ぼくが、ベンチに腰かけていると、エストニア人と思われる男性が声をかけてきました。
「日本人ですか?
わたしは、日本人と話がしてみたかったです。
わたしは、日本と日本人に興味があります。
バスが来るまでお話ししましょう」
といった感じで英語での会話が始まりました。

彼は、ジャーク・ランクさんという28才のエストニア人です。
彼は、日本の曼荼羅(まんだら)に興味があり、自分でも曼荼羅画を描く?作る?のだそうです。
それを仕事にしたいと言っていました。

ぼくが、知りうる曼荼羅図は、上の写真のように、仏さんが規則正しく配置された図柄を想像します。

仏教では、曼荼羅は仏・菩薩(ぼさつ)・諸尊(しょそん)が配置された「悟りの世界」や「宇宙の構造」を図式化したものを指すのだそうです。
上のように何パターンもの図式化した構造図があるのだそうです。
でも、ジャークさんが言うには、現代では宗教的な意味を離れて「放射状や同心円状の幾何学的な図柄」のことも曼荼羅図画と呼ぶのだそうです。

ぼくが、初めて知ったのは、ドジャースの大谷選手のかの有名な「目標達成シート」が曼荼羅の発想から出来ているということです。
そう言われてみれば、曼荼羅の構造図に似てなくもないですよね。
曼荼羅については、正直、深く理解することはできませんでした。
話は「曼荼羅」から「仏教」「密教(みっきょう)」「インド」「日本の宗教」「神道」などに広がって行きました。
ですが、二人とも英語が、あまり堪能ではないので(特にぼくは、)なかなか、言いたいことが伝わりません。

時折、このようにスマホの翻訳アプリの力を借りて、何とか会話を深めようと、ぼくは四苦八苦です。
日本の多神教についての説明は特に難しかったです。
エストニアは当然、キリスト教国家なので、一神教です。
ジャークさんのように曼荼羅を勉強している方でも、神がいくつも存在することが、なかなか理解できないようです。

ジャークさんに、いろいろ質問されて、気付かされたのは、
「日本は世界的には珍しい国」
だということです。
いろいろなものに神を見出したり、仏教だけでなく神道やキリスト教、儒教など多様な宗教のエキスを日常生活に上手に取り入れながら生活したりしています。
外国人から見ると、不思議で仕方がないようです。

「日本人としての自分」をあらためて自覚したり、
「日本人の当たり前が外国人にとっては不思議なこと」に気付かされたり、
日本にいると体感できないようなことが体験できるので、海外旅はやめられませんね。

そんな、得難い体験をさせてくれたジャークさん、本当にありがとう!

真面目なジャークさんは、折り鶴にも一生懸命取り組んでくれました。
ぼくも、ジャークさんのために心を込めて鶴を折りました。
そして、ジャークさんにプレゼントしました。

ジャークさんは、お返しに、自分で作った曼荼羅図の革のペンダントをくれました。
かなり、使用感があったので、ジャークさんが日頃から大事にしている物だと思います。
そう思ったので、一旦は、
「そんな大事なものはもらえないよ」
と固辞(こじ)しましたが、
「是非もらってほしい。
ぼくの作った物を是非日本に連れて行ってほしい」
と言われたので、ぼくは喜んでもらうことにしました。

ジャークさんは、ぼくの交流ブックにメッセージを書いてくれました。

なかなか、哲学的な文ですよね。
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~ラトビアへ~
ジャークさんと1時間以上お話していたと思います。
そろそろバスの出発時間なので、お別れのハグをしてバス乗り場に行きました。

長い列が出来ているかともいましたが、そうでもありませんでした。

列も人混みもなく、バスも来ていません。

それから、5分くらい待っていると見慣れた黄緑色の「FLIXBUS」が来ました。

国際便ですが、パスポートチェックなど全くなく、チケットを見せるだけでバスの中に入れてくれました。
EU域内の移動だからというより、エストニアからラトビアの移動だからより簡便なのだと思います。
兄弟のような国ですからね。

適度な混み具合かもしれません。
ぎゅうぎゅう詰めからは程遠く、一人で二人分のシートが使えます。
指定席ではないので、みんな、上手に間隔を取りながら乗っています。

ぼくは、最後列が空いていたので、迷いなくそこをゲットしました。
理由は分かりませんが、ぼくの一番落ち着くバスの定位置です。

市内を離れると、ほぼほぼこんな感じの田園風景です。

途中の休憩所です。
いつの間にか雲一つない晴天です。

地図アプリで見るとパルヌという所です。
まだ、ラトビアには入っていません。

ちょうど、14時です。
空港からも海からも近い休憩所のようです。

国境に近付いてきたようです。

国境通過を体感しようと、地図アプリと「にらめっこ」です。
予想通り、国境でパスポートチェックなど全くありませんでした。
日本の県境を通過するのと同じです。

完全に
「エストニアさようなら!」
「ラトビアこんにちは!」
です。

やはり、海岸線に近かったです。
よく見ると、海が見えます。

そろそろ、首都リガです。
降りる準備です。

リガは、バルト海に面していて、ラトビアのほぼ中央部にあります。

着いたのは、「リガ・バス・ステーション」です。
リガのほぼ中心部にあります。
主に国際便バスの発着地のようです。
次のリトアニアに行く際にもこのバスステーションを使います。
これから、交通カードを買ったり、ホテルまでのルートや交通機関の確認をしたりします。
ホテルに無事、辿り着けるように頑張ります。
(第11話、終わりです)
(第12話は、「ホテルでホームアローン的な罠作り」です)
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