リトアニア3日目です。
明日はカウナスへ行くので、ビリニュス観光は今日が最終日です。
以下のような感じで進んでいます。
1⃣ビリニュス旧市街
①聖ペテロ教会&パウロ教会
②ウジュピス共和国
2⃣杉原千畝さん関連施設
①杉原千畝記念碑
②グリーンハウス
3⃣駅周辺施設
①ハレ市場
②夜明けの門

ウジュピス共和国観光を終え、これから、2⃣杉原千畝さん関連施設へ行こうと思います。


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~ウジュピス共和国出発!~

ウジュピス共和国から杉原千畝記念碑行きのバス路線を探しています。

地図アプリを見ると、「杉原千畝記念碑」の近くまで行くバスがあるようです。
11番のバスで行こうと思います。

駅前のバスだけではなく、このあたりのバスにも
「ビリニュス💛ウクライナ」
の表示が見られます。


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~杉原千畝記念碑へ~

あの階段の上にあるのが千畝さんの「記念碑」のようです。

碑の近くに案内板があります。

「千畝」が「千純」となっていますが、翻訳自体は間違っていないようです。

メロンかスイカの切り身のようなものは、三日月でしょうか?

横から見ると厚みのある重厚な石碑であることが分かります。

とりあえず、記念写真です。

もしかして、石碑の向こうに見えるのが「グリーンハウス」でしょうか?

一見すると、日本の一般住宅のような家屋です。
でも、外壁の色は、グリーンと言えばグリーンです。

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~杉原記念館=The Green Houseへ~

いろいろなサイトで調べると、杉原記念館=The Green House のようです。
目の前の建物とサイトの建物は、同じなので間違いありません。

ヨーロッパの建物は、ほとんどが煉瓦(れんが)やコンクリート造りですが、目の前の建物は木造です。
日本人にちなんで、木造にしたのでしょうか?
木造家屋は、手入れを欠かすとすぐに老朽化してしまいます。
手すりなど見ても、かなり老朽化が進んでいるように見えます。

~記念館へ~

中に入ってみます。

入館料を払いました。
6€です。
さっきのサイトでは10€(映像動画とセットだと12€)と出ていましたが、、

翻訳アプリを当てて見ると、やはり、違う施設の領収書です。
職員に聞いてみると
「私たちは、リトアニアにいるユダヤ人です。
いくつかの博物館や記念館を同時に運営しています。
このグリーンハウスも領収書にあるユダヤ歴史博物館もその一つです。
コストを削減するためにいろいろなものを統一しました」
という説明です。
何となく分かりました。

ここは、ユダヤ歴史博物館ではありませんが、グリーンハウスの領収書も兼ねているわけですね。

裏の翻訳を見ると趣旨はかなり違っていますが、10€から6€に安くなっていることは、ぼくにとってはいいことです。

このレシートも「歴史博物館」のレシートです。

後で調べて分かったことですが、ユダヤ歴史博物館(赤色シェイプ)は、ぼくの泊っているホテルの近くにあります。
毎日通っているスーパー「Maxima」の近くです。

~展示物・展示内容~

入ると正面には、ユダヤ人の科学者や芸術家など著名な人々の功績が紹介されています。

ユダヤ人は世界の人口の0.2%(約1500万人弱)にすぎませんが、科学やビジネス、金融などあらゆる分野で様々な偉人がいることで有名です。
アインシュタイン、フロイト、カール・マルクス、ピカソ、シャガール、スピルバーグ、ザッカーバーグ、ゼレンスキー、、
など枚挙(まいきょ)に暇(いとま)がないほどです。

1940年前後のリトアニアにおけるユダヤ人分布図です。
国を持たなかったユダヤ人は、ヨーロッパを中心に点在して生活していたようです。

ナチスドイツに支配されると、リトアニアにいるユダヤ人にも危険が襲い掛かってきます。

「リトアニアのユダヤ人大量殺戮(さつりく)場所」の地図です。
驚くほど多くの地点で大量殺戮が行われたことが分かります。
われわれは、大量殺戮というと、アウシュビッツなどの強制収容所ばかりに着目しがちですが、実は、ヨーロッパ各国の様々な地点で記録に残らないような残忍な行為が行われてきたこともまた事実です。

二次大戦が泥沼化していくのと同時にナチスドイツのユダヤ人迫害は過熱していきます。
ヒトラーは、
「地球上からユダヤ人を殲滅(せんめつ)せよ」
とまで言い放ちます。

どんどん、ヨーロッパ中のユダヤ人は追い詰められていきます。

ビリニュスにあったユダヤ人ゲットー(収容所)の地図です。
ゲットーは、その都市その地区に住むユダヤ人を強制的に一か所に住まわせるための居住区です。
アウシュビッツやビルケナウなどの絶滅強制収容所へ連行される前の段階で準強制的に収容される施設です。

上の地図の②ゲットーの様子です。

困窮(こんきゅう)していたユダヤ人に救いの手を差し伸べる人々が現れます。
上の資料は、迫害されていたユダヤ人を救った人々の功績が紹介されています。

もちろん、そのうちの一人に杉原千畝さんがいます。

翻訳を紹介します。

千畝さんの生涯については、当ブログでも紹介する機会が何度かあると思います。
なので、ここでは、リトアニアでの活動に関わることのみ紹介します。
千畝さんは、リトアニア・カウナスの地で、ビザを発給し続け、たくさんのユダヤ人の命を救いました。
しかし、外務省の意向を無視してのビザ発給だったことから、戦後、千畝さんは外交官を罷免されてしまいます。
翻訳には書いてありませんが、千畝さんが外務省に勤務していたことも消されてしまったのです。
要するに外務省での実績や経歴を含め存在そのものが消されてしまったことになります。
戦後、千畝さんに助けられた何人かのユダヤ人がお礼を言いたくて千畝さんを訪ねて来日しました。
所在を確かめるため外務省を訪れても、外務省職員は
「そのような人物は存在していない」
との返事だったとのことです。
千畝さんは帰国後のご自身の処分は、予想の上の行為だったと思います。
ご自身のキャリアよりも目の前の人命を救わなければならないと考えたことが、より一層、千畝さんの人間としての素晴らしさを感じます。

最後に、ユダヤ人が身を隠す定番、「屋根裏部屋」を再現したスペースに通されました。

当時(1940年前後)のユダヤ人迫害の様子が分かる動画を見せてもらいました。

出口に入館者が自由に書けるノートがあったので、感想を書かせてもらいました。

老朽化に負けず、長く続いてほしいと思う記念館です。
経営は決して楽ではなさそうですが、忘れてはならない歴史的事象を伝え続けるためにも、がんばってください。

この広場のベンチで遅い昼食をとりました。
昼食は、いつも通りパンと飲み物の粗末な物でしたが、千畝さんの記念碑とグリーンハウスを眺めながらの昼食なので気持ち的には豊かです。

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~ハレ市場へ~

今日の観光の最後は、「ハレ市場」と「夜明けの門」です。
両方ともビリニュス駅方面にあります。

20番のバスで行こうと思います。
20番は、ビリニュス駅を折り返す形でちょうど、ハレ市場の近くに行きそうです。

両方とも駅に近いですが、駅からだとかなり歩かないといけないので、20番バスがちょうどいいと思います。

ここがハレ市場だと思います。
ビリニュス駅に似ているのでびっくりです。

入口に「HALES TURGUS」とあるので間違いありません。
HALES(ハレ)=ホール、TURGUS=市場ですからね。
立派な建物ですが、もともとは、貴族の館だったということです。
それが、1906年からビリニュス市民の食を支える市場に生まれ変わったのだそうです。
120年も市場としてこの地に根付いているとは恐れ入ります。

一階部分の様子です。
建物の周りにもテント下にたくさんのお店が出ています。

りんごやプラム、トマト、ぶどう、、フルーツが山盛りです。

ここには、ベリー系が多いですね。

買うつもりがなくても、市場はおもしろいです。
地元の方々がどんな物を食べているのか分かる生きた情報源ですからね。

この通りは、衣料品ですね。

どこからが外で、どこから中に入ったのか分からないくらいの広さです。

ここは、完全に建物内です。

ここも体育館のように広い空間です。
リガ中央市場ほど巨大ではありませんが、ぼくが見た市場の中では、かなり大きな方です。
まあ、リガ中央市場は「ツェッペリン」の元格納庫ですから敵(かな)う所は他にはないと思います。

この店は、コーヒーやペットボトル飲料など種々雑多の商品がうず高く積まれています。

豚肉(ベーコン)ですかね。

サラミですね。

出入り口から表の道路を見渡しています。
正面のアパートのアニメチックな絵が独特ですね。

出入口が2階にあるので見晴らしがいいです。

せっかくなので、記念写真です。

相当財力のある貴族だったのですね。

この写真もリトアニアの治安の良さを表す貴重な写真です。
小学生が一人で下校しています。


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~夜明けの門へ~

次は「夜明けの門」へ向かいます。
市場から徒歩2分くらいの位置にあります。

ビリニュス旧市街的には、この門は貴重なのだそうです。
城壁をほとんど壊してしまったので、門として残っているのは、この門だけだそうです。
リガのスウェーデン門もそうでしたが、失って初めて分かるものなのですよね。

タリンの話ばかり持ち出して申し訳ありませんが、タリンの城壁を見てから南下してきた人間には、それほど感動するような門ではないですね。

昔の城壁のことが、記載してあるのだと思います。
ビリニュス旧市街には、かって、各方面に9つもの門があったそうです。
ビリニュスの皆さん、1つしか残っていないこの「夜明けの門」をぜひ大事にしてください。

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~ホテルへ~

今日もビリニュスの街を堪能しました。
大満足です。
いつものようにスーパーに寄ってから、ホテルに帰りたいと思います。

21番のバスで帰れそうです。

煉瓦(れんが)と漆喰(しっくい)のせいかどうかは分かりませんが、この部屋は洗濯の乾きがよろしくないです。
だから、せっかくに景色がいいのに、窓際の少しでも日当たりのいい所に干すしか乾かす方法がありません。
それ以外は、いい部屋です。
太陽が出ているうちに、少しでも太陽光線に当てたいです。

今日の買い物です。
いつものように、夕、朝、昼の三食分です。

またしても、お米料理を買いました。
米を毎食安く食べられるのはうれしい限りです。

昨日と同じビールを今日も飲みます。
本当にリトアニアビール美味しいです。

(第23話、終わりです)

(第24話は、「リトアニア第二の都市カウナスへです)

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宮田 彰(あきら) 1961年新潟県上越市生まれ 新潟県内公立小学校教員を33年間勤める 2015年から中国上海のアメリカンスクールにて教員 2021年退職 2022年「あきらのふらブラ旅ブログ」開設 現在上越市在住

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