シリーズ22の4:「欧州一筆書きの旅D2~北国一人旅~」
<エストニア・ラトビア・リトアニア・ポーランド編>NO15
DAY29:2025年9月5日(金)➂
バルト三国の真ん中の国エストニアに来ています。
世界遺産である首都リガの「旧市街」観光をしているところです。
「市庁舎広場エリア」を皮切りに「リガ大聖堂エリア」「リガ城エリア」「リーブ広場エリア」の観光を終えたところです。
次は、旧市街の最終目的地「ブラックヘッドハウスエリア」に行こうと思います。
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~ブラックヘッドハウスへ~

「リーブ広場」から「ブラックヘッドハウスエリア」に向かおうとしています。
「リーブ広場」からほぼ真南に下りていけば「ブラックヘッドハウスエリア」に着けるはずです。

途中で出会った「自転車バー?」(正式な名前はよく分かりません)です。
テレビの観光番組では見たことがありますが、実際に見るのは初めてです。
最大8人がカウンターに座り、自転車状のペダルをこぐと前進していく仕組みです。
もちろんバーなので、お酒を飲みながら、ペダルをこぐことになります。
だれか、乗らないかなとしばらく見ていましたが、なかなか、お客さんが来ません。

その近くにあったメニュー表です。
一番安い400mlのビールが、4.5€(約780円)ですから、思ったより高くない印象です。
でも、この自転車バーの最大の難点は、少人数で乗ると酔えないほど苦しいということだと思います。
1人で乗る人はまずいないと思いますが、2、3人で乗ったら、ペダルが重そうですよね。
それに、さぼる時間がなさそうですよね。
まあ、景色のいい広場に乗り入れることができるのであれば、そこで、しばらく、こがずに静かに飲んでいることも出来るので苦しくはなさそうですね。
でも、それなら、広場のカフェで静かに飲んでいた方がいいかも、、

「ブラックヘッドハウスエリア」に着いたようです。
向こうに見える豪華な建物が「ブラックヘッドハウス」だと思います。

ここから、もう少しだけ南下すると旧市街観光のスタート地点に戻ることになります。
だから、ぼくは、1日かけて徒歩で、旧市街をぐるりと一回りしてきたことになります。
今日の旅の最終地点でもあります。

リガの文字モニュメントの前では、ウクライナ国旗を持った人々が記念撮影をしています。
「ウクライナがんばれ!」
「ウクライナ応援してるぞ!」
という連帯の意を示しているのだと思います。
「RiGA」の上の犬は、ゴールデンレトリバーだそうです。
ラトビアのアニメ映画で世界的にヒットした「Flow/流れる世界の中で」に登場した犬だそうです。

スマホのカメラの調子が急に悪くなったようで、画面が暗くなったり、白くなったりしています。
お見苦しいとは思いますが、これしか画像がないのでお許しください。

「ブラックヘッドハウス」です。
なぜ、このような名称かというと、黒い肌を持つアフリカ系の殉教聖人(じゅんきょうせいじん)聖モーリスさんにちなんだ建物なのだそうです。
この地で勢力を持っていた外国人ギルド団の守護聖人がモーリスさんだったことから、彼の黒い肌、黒い頭にちなんで「ブラックヘッドハウス」と命名したのだそうです。

ベルギーのグランパルスでも感じましたが、中世ギルドの財力は凄いですね。
この「ブラックヘッドハウス」も財力がないと建てられる代物(しろもの)ではありません。

広場の真ん中には大理石状の像が立っています。
「聖ローランドの像」というのだそうです。

広場のど真ん中に建っていることからも「ブラックヘッドハウス」にとって重要な人物だったのでしょう。

聖ローランドはリガの守護聖人だということです。
リガの街の平和を守る存在として崇(あが)められているようです。

カメラの調子は悪いですが、一応、記念撮影だけはしておきます。

像の足元に、何と柴犬がいるではありませんか!

マメシバとノーマルサイズ柴の中間くらいの大きさです。
柴犬の可愛らしさは万国共通ですね。

柴犬を撮っていたらカメラが正常に戻ったようです。
ようやく、くっきりとした輪郭(りんかく)の写真がとれました。
柴犬は、ぼくにとっての守護聖人かもしれません(笑)

これくらいちゃんと映らないと、カメラ失格ですよね。

ぼくは、最初、この建物の屋根が黒いから「ブラックヘッドハウス」と呼ぶのかと勝手に思い込んでいました。

それにしても、豪華なファサードですよね。
屋根塔の細かな細工を見ると、この地は雪はあまり多くは降らないようですね。
多雪豪雪地帯では、絶対にこのような細かな飾りを屋根には乗せませんからね。
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~ラトビア占領博物館へ~
そろそろ、旧市街観光の最後と決めていた「占領博物館」に行こうと思います。

朝、一番に見た建物に戻ってきました。
ここでも、ラトビア旗とユーロ旗の間にウクライナ旗を置いています。
ラトビア全体でウクライナを応援していることがこんな所からも感じ取れます。

ピロティーのような入口です。

結構、人が入って行きます。

物見遊山(ものみゆさん)ではなさそうな人です。
掲示物の全てに目を通しています。
どこかの研究者のような物腰です。

受付で、入場料を払います。
8€(約1400円)です。
安くても高くても、ここには入ろうと思っていました。

とんでもない訳語が随所に見られますが、気にしないでください。
射撃場になんか入っていません。
ましてや、住所が「ライフル兵」など絶対にあり得ません(笑)
ただの誤訳(ごやく)です。

入場券です。

この訳も変ですね。
オフラインだとたまにこんなことが起こります。


この訳は当たっていますね。

入口にあった案内板です。
この博物館の理念のようなことが書いてあります。

これは、ちゃんとした翻訳になっていると思います。
ラトビアが様々な困難を乗り越え、独立を果たした「物語」が展開されている博物館のようです。
期待は高まります。

地下のロッカールームです。

荷物は一切、持って入れません。
地下にあるこのロッカーに入れなければいけません。
ぼくもスマホ一つしか手に持つことは許されませんでした。
それだけ、厳重にしなければならない理由があるのでしょうね。
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~まずは、「人間の鎖」のビデオから~

まず、ビデオ動画にてバルト三国の二度目の独立(1991年)の様子が流されています。
本ブログのシリーズNO1にも「人間の鎖」について紹介しましたが、このビデオでも、その頃の実写が流されています。

二次大戦時、ソ連とナチスドイツとの密約によって、ソ連の一部となってしまったラトビアでも1989年頃から独立運動が始まりました。

その運動の一つとして「人間の鎖(バルトの道:BALTIC WAY)」が展開されました。

エストニアの首都タリンからラトビアの首都リガを通り、リトアニアの首都ビリニュスまでの約600kmを約200万人の人々が手と手を繋ぎ独立回復を求めました。

バルト三国にとっては、ソ連からの独立は悲願です。

「人間の鎖」だけでなく、デモ行進などの抗議行動も積極的に行われました。

「ソビエトよ、バルト三国から出ていけ!」
がキャッチフレーズだったようです。

ソ連からの弾圧を受けても民主的な抗議活動の火が消えることはありません。
そして、ついに、1991年、ソ連から独立を勝ち取ります。
これらの、一連の歴史的な流れがビデオ動画で理解することができます。
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~シベリア強制送還の事実~
ソ連が行ったもう一つの暴挙(ぼうきょ)としてシベリアへの強制送還があります。
そのコーナーもなかなか工夫されています。

シベリア強制送還用の貨物列車です。
もちろん、貨物と言っても荷物だけでなく、人間も運びます。

車両内の様子を再現した写真が出ています。
これを見ると、荷物や物品と人間は同じ扱いのようですね。

ラトビアからシベリアのどのあたりにどれくらいのラトビア人が強制移住させられたのか分かる、かなり詳細な地図があります。

毎年、数万人単位で強制送還されていた実態が分かります。

シベリアでの生活実態も明らかにされています。
ほとんどのラトビア人は、囚人として強制送還されたわけですから、作業以外は鉄格子内の生活です。

そこでは、寒さや飢え、病気で何万人もの命が奪われたことも浮き彫りにされています。

そんなソ連の支配から逃れるため、多くのラトビア人が国外逃避(亡命)しました。
北欧やイタリアなどへの亡命が多かったようです。
そんな亡命に関するパネルも展示されています。

出口付近の螺旋(らせん)階段には、歴史的な事象が分かる数々の写真が展示されています。

写っている一人一人に命や生活、幸せに生きる権利、家族と暮らす喜びがあったわけです。
それらを奪う権利は、ソ連にはありません。
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~大きな地球儀が表すこと~
出口付近に地球儀をイメージさせる大きな球体がありました。

その球体には、ソ連とナチスドイツの密約によりバルト三国が強制的にソ連の領土になったことなど、ラトビアにとっての大事件が静止画や動画で示されています。

大国により翻弄(ほんろう)され続けた小国としての悲しみがよく理解できました。

長い歴史の中で様々な悲劇がありました。
でも、ソ連から独立でき、今の自由なラトビアがあるのは、犠牲になった人々の思いや独立のために様々な抵抗活動を継続してきた多くの人々の存在の上に成り立っていることは事実です。
そのことをラトビア人は決して忘れていないところに頭が下がります。
そして、このような施設をつくり、今後も忘れないように努めていることは見習うべきことだと思います。
そんな思いを感じながら占領博物館を後にしました。
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~橋の向こうへ~

ラトビア占領博物館は赤いシェイプの所です。

バスに乗ろうと思い、朝来た道を戻ろうとすると、目の前に大河が現れました。
朝は気付きませんでした。
日本人にはこの程度の川幅でも大河です。

向こうの橋は、鉄道橋でしょうね。

地図アプリで調べるとこの大河は「ダウガバ川」というのだそうです。

川の長さは何と1005kmもあるとのことです。
びっくりです。
日本一長い信濃川でさえ367kmですからね。
ロシアからベラルーシ、ラトビアに入ってバルト海に注ぎ込んでいます。
やはり、日本人的には立派な「大河」です。


ヨーロッパの川の中ではどの程度の位置付けなのか調べてみましたが、
ベスト10には入っていませんでした。
ロシアだけの川を除けば、もしかしたら、ベスト10入りするかしないかくらいの川です。
それにしても、そんな大河が目の前にあるなんて、、
期待していなかっただけに感動は大きいです。

向こうに見えるのは「ラトビア国立図書館」です。
明日、是非行ってみたいと思います。

もう少し時間があるので、川向うに行ってみたいと思いました。

橋の中を通る通路を発見しました。

川向うに行けると思って、歩き始めましたが、終わりの見えない閉鎖された空間を歩き続けるのが苦痛になってきました。
情けないですが、ほんの2,3分で嫌になり、引き返すことにしました。
川向うに行くのは、明日で十分ですからね。
明日は、川向うの図書館に行こうと思っているわけなので、別に今行く必要もないわけです。
時間のたっぷりある中、橋の上で景色のいい中を移動した方が精神的にも健康的です。
ヘタレと思われても、そんなにムキになって今行く必要はありません。
ということで、旧市街の方に戻って、スーパー探しをすることにしました。
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~スーパーへ~
いいスーパーを探しながら、帰路に着こうと思います。

帰りのトラムから下りて、ホテルへ向かう途中にあったスーパーです。
ホテルからすぐなので、「いいスーパー」であってほしいです。

温かい食べ物がたくさんある「いいスーパー」です。

安くて旨そうなパンがたくさんある「いいスーパー」です。

本当に安いです。
もちろん、ビールもワインもめちゃくちゃ安い「いいスーパー」です。

ちょっと買いすぎたかもしれません。
奮発(ふんぱつ)して本格的?なボトルワインなども買ってしまいました。

特にうれしかったのが、温かいお米料理があったことです。
360円くらいです。

一口食べたら、美味しくて、うれしくてついつい、食べる所まで撮ってしまいました。

ぼくの好きなフライドチキン系もとても安く買えました。
これも350円くらいです。


合計28.44€(約4900円)の買い物です。
今日の夕飯、明日の朝食、昼食の合計3食分だと考えると、決して高くないと思います。
ワインなどは明日も飲むわけですからね。
(今日全て飲まないように気を付けます)
リガもなかなか、楽しい街です。
これから、ゆっくりワインを飲みながら、明日の観光の計画を立てます。
もちろん、賊(ぞく)の侵入にも油断しないようにします。
今夜ももちろん「ホームアローン仕掛け」をセットして寝ます。
(第15話、終わりです)
(第16話は、「市場・図書館・アールヌーボへ」です)
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