シリーズ22の1:「お邪魔します!娘夫婦の新婚旅行に!」
&「欧州一筆書きの旅D2」<フランス・ベルギー(&ルクセンブルグ)編>NO4
DAY3:2025年8月9日(日)③
「陳情大作戦」がうまくいって、並ぶことなくルーブル美術館に入場できました。
幸先の良いスタートです。
いよいよ、パリ最初の観光です。
~ルーブル美術館入館!~
ルーブル美術館のもともとは12Cに要塞(ようさい)として建てられたルーブル城です。

その後、何度も増改築が繰り返され、歴代フランス王の宮殿として使用されてきました。
17Cにルイ14世が自身の宮殿にベルサイユ宮殿を選んだことから、ルーブル宮殿の主たる役割が王室美術品コレクションの収蔵展示場所になっていったということです。

現在のルーブル美術館には、6万㎡(東京ドームの約1.5倍)を超える敷地内に38万点以上の美術品が8部門に分類されて展示されています。
8部門とは、
①古代エジプト美術部門 ②古代オリエント美術部門
③古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 ④イスラム美術部門
⑤彫刻部門 ⑥工芸品部門 ⑦絵画部門 ⑧素描・版画部門
です。
2024年には年間750万人(1日約2万人)を超える来館者が訪れたということです。
来館者数世界1位の美術館です。
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~ルーブル美術館「ぼくの感激ランキング」~
ルーブル美術館には、38万点以上の展示品があるので、当たり前ですが全ては紹介できません。
今回は、初めて訪れて「本物に出会えて感激したベスト4」をぼくが勝手に選んで紹介することにします。
<第4位:民衆を導く自由の女神>

1830年にドラクロワが描いた作品です。
ご存知「フランス革命」の象徴的な絵画です。
これまで、虐(しいた)げられてきた民衆が立ち上がり、権威を打ち負かし、自由を手に入れるというモチーフです。
今では、自由の国の代表のようなフランスですが、革命前は、絶対王政の元、民衆には自由など存在せず、大部分の人々は貧困と階級差別に喘(あえ)いでいました。
真偽は分かりませんが、マリーアントワネットさんが、飢餓(きが)に苦しむ民衆に向かい、
「パンがなければケーキを食べればいい」
と真顔で訴えかけたという話は有名ですよね。
そういった、王制や権威を壊すため民衆が団結して立ち上がったこの絵が、ぼくは大好きです。
いつか本物を見てみたいと思っていました。
目の前に本物が現れた時には、思わず、興奮し感激しました。
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<第3位:サモトラケのミケ>
「サモトラケのニケ」は、世界史でギリシア文明を学ぶ時に必ず教科書に出てくる彫刻です。
いつか本物を見てみたいとずっと思っていました。

紀元前200年くらいの大理石の彫刻です。
翼のはえた勝利の女神「ニケ」が空から船の舳先(へさき)へと降り立った様子を表現されていると言われています。

1863年にギリシャ・エーゲ海上サモトラケ島(グーグルマップでは「サモトラキ島」と表記)で発見されたので「サモトラケのニケ」と命名されました。
発見された当時から頭部と両腕は失われていたという話です。

完全な形で残っていない彫刻ですが、世界的に人気は高く、たくさんの観光客に囲まれていました。
実際に見ると、まず、その大きさに圧倒されます。
「すげー!こんなに大きかったんだ!」
というのが、ぼくの第一印象です。
高さ2m近くの船の舳先(へさき)に立っていることもありますが、身体部分だけでも244cmもあることに驚かされます。
その次に女神の「ニケさん」の顔を想像してしまいました。
どのようなお顔立ちなのかはもちろんですが、今どこにあるのか、発見しようと誰かが動いているのか、どんな人が造ったのか(未だ作者は不明です)など、いろいろなことが気になってしまいます。
実際に見ることによって、様々な妄想?発想?が膨らみます。
実際に見ることの醍醐味(だいごみ)だと思います。
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<第2位:ミロのビーナス>

「ミロのビーナス」も幼い頃から教科書などで見ているので日本人に馴染(なじ)みのある美術品です。
「サモトラケのニケ」と同じ「分類③古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門」に属しています。
紀元前2C頃、古代ギリシャで制作されたと言われています。
作者は「アレキサンドロス」というヘレニズム期に活躍した彫刻家だろうと推察されています。
「ミロのビーナス」はギリシャ神話の女神アフロディーテの像だと言われています。

ギリシャ・ミロス島で発見されたので「ミロの」と形容されるようになったと言われています。
身長は203cmですから、「ニケ」ほどではありませんが、実際の女性よりもかなり大きいことは確かです。

両腕は発見当時から「なかった」というのが定説です。
様々な芸術家や科学者が欠けた部分を復元しようと試みた歴史があるようですが、現在まで成功だと呼べる復元はないそうです。
俗説として、左手に「リンゴを持っている」とか、そのリンゴは「黄金のリンゴ」ではないかなど様々な憶測があるようです。
ぼくは、そんな妄想を聞いていると、「ニケ」も「ミロ」も欠けている部分があるからより一層、想像力が掻(か)き立てられて、魅力が増しているのではないかとさえ思ってしまいます。
ぼくもそうですが、歴史好きの人は、不完全なものから様々、仮説を立てたり、想像したり、妄想を膨らませたりするのが好きですよね。
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<第1位:モナ・リザの微笑み>

第1位は、ベタですが、やはり「モナ・リザ」です。
正直言って、モナリザの周りは、観光客が多過ぎて、ゆっくり鑑賞できる雰囲気ではありませんでした。
誰もが、一度は実物を目にしたくて群がってくるのだと思います。
それから、困ったことに「モナ・リザ」は想像していた大きさよりもずっと小さいので、近くに行かないとじっくりと見ることができません。
だから、余計に人だかりが大きくなり、人の流れが滞(とどこお)るのだと思います。

絵画など芸術品は、モナ・リザに限らず、写真でいいなら今やスマホなどで一瞬で見ることができます。
でも、わざわざ、行列に並んで時間を割いて実物を見に来るのは、なぜなのでしょうか?
実物の大きさや雰囲気を味わうためとかよく言われます。
ぼくは、感動を味わうためなのかなあと思う時もあります。
実物に出会える道が困難であればあるほど、感動が大きいのかもしれないと思う時があります。
1972年、中国から来たばかりのパンダを見るため上野動物園では大行列が出来ていました。
「2時間行列の1分見学」と揶揄(やゆ)されていました。
その時のパンダほどではありませんが、ここの「モナ・リザ」もそれに近いものを感じました。
それでも、実物が見られて感動したことは事実です。

「モナ・リザ」は、ご存知レオナルド・ダ・ビンチさんが1506年に制作した世界的に超有名な絵画です。
「モナ・リザさん」は誰であるかは諸説あるようですが、フィレンツェの裕福な絹商人の妻「リザ・デル・ジョコンダさん」である説が有力なようです。
ぼくが、パンフを見て興味を持ったのは、ナチスドイツがパリを占拠した時、当時のフランス政府が「モナ・リザ」などルーブル美術館の主だった美術品を避難させていたことです。
ナチスにばれないようにフランスの片田舎の地方を転々と避難させていたらしいです。
確かに、ナチスドイツは占領地の美術品を根こそぎ奪い取ることは当時でも有名でしたからね。
当時のフランス政府は、そのことを未然に防いだようです。
もし、そのような対策がなかったら、今頃、「モナ・リザ」はどうなっていたか分かりません。
こんな話も1枚の絵画から発するワクワクですよね。
大勢の群衆にもみくちゃにされながらも、実物「モナ・リザ」に出会えて感無量です。
~「逆さピラミッド」から「コンコルド広場」へ~
ルーブル美術館を見終わると、必ず「逆さピラミッド」の広場に出ることになっています。

ルーブル美術館は、
「入る時には、透明ピラミッドから入り、出る時には逆さピラミッドから出る」
何ともお洒落ではありませんか?
こんなところにもフランス人の「粋(いき)」な気質を感じてしまいます。
次は、コンコルド広場に行く予定です。

地図で見ると、そう遠くはないように見えるので、徒歩で行く予定です。
(地図のMマークで分かる通り、地下鉄で行くという選択肢もありましたが、)
「遠くない」というその勘違いが3人の体力を奪ってしまいました。
その様子は、次話に譲ることにしますが、やはり、真夏のパリの暑さをなめてはいけなかったと反省しています。
(第4話、終わりです)
(第5話は、「コンコルド広場へ」です)
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