「お邪魔します！娘夫婦の新婚旅行に！」＆「欧州一筆書きの旅D2」　　ｼﾘｰｽﾞ22の1:フランス・ベルギー編（NO20）

ｼﾘｰｽﾞ22の1：「お邪魔します！娘夫婦の新婚旅行に！」
＆「欧州一筆書きの旅D2」＜フランス・ベルギー（＆ﾙｸｾﾝﾌﾞﾙｸﾞ）編＞NO20

DAY７：２０２５年８月１４日（木）①　　

昨日は、モンサンミッシェルバスツアーに行って来ました。
今日は、ベルギーに向かう日です。
ベルギー観光は、娘の達（たっ）ての希望です。
もともと、新婚旅行にはベルギーとイタリアが第一希望でしたからね。

娘夫婦は、ベルギーに２泊してから、もう一度、パリに戻って来ます。
でも、ぼくは、戻って来ません。
ぼくは、ベルギー観光が終わった後から一人旅が始まります。
オランダ往復をして、その次の日からドイツやデンマークなど北の国に旅立ちます。

フランス・パリとは、これでさようならです。
さみしいですが、全ての荷物を持ってベルギーに向かいます。

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～パリ北駅で合流～

ベルギーへ行く高速鉄道がパリから出ています。

ぼくたちは、パリ北駅⇒ベルギー・ブリュセル南駅の「ユーロスター」を予約済です。
乗り換えなしの直行便です。
１時間２２分しかかかりません。
２６０kmの道のりを１時間半弱で走行するのだから物凄く速い高速鉄道だと思います。

ぼくは、朝４時起きで、荷造りをしました。
６時には、ホテルを出発しました。
朝飯は、ホテルのスタッフが袋に入れて持たせてくれました。
親切でいいホテルだったと思います。
でも、初日にバトルした若い女性スタッフとは、結局、その後、顔を合わせる機会がなかったのが、とても残念です。
（「バトルの様子」まだお読みじゃない方は、クリックをしてお読みください）
最後に、笑顔で「さよなら！ありがとう！」を言える機会があったらよかったのにと思います。

ホテルの最寄りの駅は「Ledru-Rollin（リュドリ・ロラン）」です。
地下鉄８号線で「リパブリック駅」まで行き、５号線に乗り換え「パリ北駅」に行くルートを選びました。このルートだと恐怖の「バスチューユ駅」で乗り換える必要がありません。
あんな思いをもうしたくはありません。
（何があったのかまだお読みじゃない方は、クリックをしてお読みください）

待ち合わせ場所の「パリ北駅・ホール１」に到着しました。
上の写真の右上に注目ください。
時刻が７時を表しています。
７時５５分発なのに７時丁度には、待ち合わせ場所に到着しています。
パリでは、交通機関でいろいろ不都合な出来事が発生するので、余裕を持って行動しました。

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～パリからベルギーへ～

娘夫婦も遅れずに集合できました。

パリ最後の記念撮影は、「ユーロスター」とです。
ぼくは、丸ごと荷物を持って来たので、久々の大荷物です。

娘夫婦は、ベルギーに２泊した後、パリに戻り、同じホテルでパリ最後の１泊をします。
ベルギーで必要のない物は、パリのホテルで預かってもらう段取りになっています。
だから、ぼくより荷物はコンパクトです。

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～ブリュッセル南駅到着！～

予定通り、９時１７分にブリュッセル南駅（GareDuMidi）に到着しました。
ぼくたちが泊まるホテルは、南駅の真ん前にあります。
列車から下りて、５分後にはホテルに着くことができます。
ブリュッセル南駅は、長距離便や国際便の基点になっている駅なので、この駅の近くにホテルをとりました。
娘夫婦はパリ往復、ブリュージュ往復をこれからするわけですが、どちらにしても南駅に近いと非常に便利です。
ぼくも、ブリュージュ往復は同じですが、次の日はオランダ・アムステルダムを往復します。
そして、その次の日には、ドイツ・ケルンに旅立ちます。
その全ての列車が、南駅から出ます。
この南駅が、ベルギーの列車の玄関口と言っていいと思います。
だから、立地条件的には、最高のホテルです。
ぼくにとっては、この旅一番の高級ホテルです。
（香港はもちろん例外ですが、、）
最後くらい娘夫婦たちと同じホテルもいいかなという気持ちで「節約旅」の箍（たが）を緩（ゆる）めました。

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～荷物を預けるだけなのに、、～

ぼくたち３人が泊まる「イビスホテル」です。
９時半前に着いたので、当然、まだ部屋には入れません。
だから、荷物を預かってもらうために、フロントに行きました。
フロントスタッフの女性は、
「地下に専用のコインロッカー室があるので、そこで荷物を預けてください」
と教えてくれました。
予（あらかじ）めそのことは、ホテルの案内を読み知っていたので、指示通りに地下に行きました。

ところが、ロッカーが一つも空いてないのです。
空いてないどころか、ぼくたちの前に３，４組、ロッカー空きを待っている人たちがいます。
ぼくたちが来たのを見ると、わざわざ「All of Sold Out！」と教えてくれました。
困ったことです。
いつまで待てば、ロッカーが空くのかは、全く見通しが持てません。
こんなことで無駄な時間を使いたくはありません。
予定では、１０時にはベルギー観光に出かけることになっています。
ここで、無駄な時間を使えば、すべての予定が狂ってしまいます。
明日は、朝から列車でブリュージュに行くので、ブリュッセル観光は今日しかありません。
この新婚旅行で娘が最も行きたかった都市でもあります。
満足いく観光にしてあげたのが、親心です。

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～意外な展開に～

重い荷物を転がしながら、再び、フロントへ行きました。
３人で話し合い、アーリーチェックインという制度を使うことにしました。
３５€（約６０００円）払うと早目に部屋に入れる制度です。
３５€はもったい気がしますが、見通しが持てない中、ひたすらロッカー空きを待つことはどうしても避けたいです。

上のような翻訳アプリを見せながら、
「アーリーチェックインをお願いします」
とお願いしました。
すると、ホテルの女性スタッフは、意外なことを提案してきました。
「３人全てが、当ホテルの会員登録をしてくだされば、アーリーチェックインが無料になります」
と言うではありませんか。
こんな美味しい話はありません。
でも、美味い話には何か罠（わな）があるのではないかと疑いながら、いろいろ、スタッフに質問しました。
その結果、
・入会金は無料、年会費など今後の費用も一切かからない
・クレジットカード情報の提供も必要がない
・世界各地にあるイビスホテルで会員割引が受けられる
・ホテルからの広告メールを定期的に受ける
・やめたい時にはいつでも退会できる
内容は、概（おおむ）ねこんな感じです。
ぼくにとってマイナス条件は、ありません。
これで３５€節約できるなら「あり」です。
娘夫婦も賛同してくれたので、３人で会員登録手続きを開始しました。

こんな感じで、日本語モードもあるので、手続きはいたって簡単です。
最後は、ホテルからの返しのメールを受け取り、本人確認をするだけです。
ところが、ぼくはすぐに本人確認が済んだのに、娘夫婦の２人とも、なかなかできません。
理由は分かりません。
女性スタッフと時間をかけ、かなりいろいろやっていましたが、ダメでした。
みんなで途方に暮れていました。
ぼくは、時間がもったいないので、ダメもとで
「会員登録、ぼくだけでいいでしょ！
アーリーチェックインする部屋は、ぼくの部屋一つでいいから」
と言ってみました。
女性スタッフは、面倒くさくなったのか、あっさり、あきらめ笑顔で
「OK」
と言ってくれました。
ぼくは、気付かれないように小さくガッツポーズをし、
「ダメもとでも言ってみるもんだ」
と思いました。

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～ぼくの部屋にアーリーチェックイン～

アーリーチェックインを使って、１０時には自分の部屋に入ることができました。
ぼくの部屋に、３人分の荷物を置いて、これからブリュッセル観光に出かけます。
荷物を預けるだけなのに、何だか予想もしない展開になりました。
でも、結果的には、無料でアーリーチェックインが受けられたので、３５€儲かった気分です。
その後も、現在までイビスの会員になったことによる不利益は全くありません。
ちなみに、上の写真は、ぼくが３泊する部屋です。
一人部屋なのに３人も泊まれるスペースがあります。
会員登録したので、割引の代わりに部屋がアップグレードされたのではないかと思えるほど、広くて快適な部屋を当ててもらいました。
娘夫婦も
「わぁー！綺麗で広い！」
とびっくりしていました。