モンサンミッシェル観光に来ています。
娘夫婦は、モンサン名物「ふわふわオムレツ」をどうしても食べたいということで、ぼくとは別行動をしています。
3時半に巨大駐車場に着かなくてはいけないので、3時にモンサンミッシェルの出口集合にしました。
モンサンミッシェルからバスに乗るにしても歩くにしても、結構時間がかかりますからね。

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~なかなか来ない娘夫婦~

ぼくは、超混雑の中、人混みを掻(か)き分け掻き分け、猛ダッシュで降りてきたので、何とか、3時前には入口まで戻ることができました。
ところが、娘夫婦がなかなか来ません。
約束の3時になった頃、メールが来ました。
まだ、名物「ふわふわオムレツ」が来てないとのメールです。

娘夫婦は、あれから大行列に並んで、ようやく入店し、注文したのに、肝心のオムレツがまだ出てこないのです。
それは、大変です。
せっかく、たくさんの時間を使って(観光を犠牲にして)食べたかった物が食べられないのは、可哀そう過ぎます。
そこで、ぼくは、
「食べてからダッシュで来な!
もし、バスに遅れても、大丈夫!
パパが、ガイドに謝って、出発を遅らせるように頼むから」
という大甘(おおあま)の判断をしました。
親バカと言えば親バカです。
甘やかしと言えば甘やかしです。
自分でもそう思います。
でも、あの時は、どうしても食べてきてほしかったのです。
そのために、出来ることはできる限りやってあげたいという超親バカな判断です。


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~名物「ふわふわオムレツ」って?~

モンサンミッシェル名物「ふわふわオムレツ」について少しご紹介します。
ぼくは、食べませんでしたが、ぼくでもその存在は知っていたくらいなので、世界中で知れ渡っているオムレツなのだと思います。

お店の名前は「ラ・メール・プラール」といいます。

今では、世界各地にお店があるようですが、本店はここモンサンです。
入口から入ったすぐの舗道の左側にお店があります。
写真を見ると昔からお店の位置は動いていないようです。

創業者のプラールおばさんです。
プラールおばさんは、モンサンミッシェルを訪れる旅人や修道士、修道女のための宿屋を1888年に開業しました。
宿泊客へ喜んでもらおうと考え出されたのが、スフレ状のオムレツです。
薪(まき)火で焼くことでふわふわ感が生まれ、当時から絶品だったということです。
旅人たちの心を癒(いや)す名物料理として、口コミで世界的に広がったということです。

上の8枚の資料写真は全て
「ラ・メール・プラール」HPより

現在も伝統を守りつつ、現代的なアレンジを加えながら、世界各地の人々に提供され続けているモンサン名物の料理です。

「ラ・メール・プラール」HPより

1人前45€(約7740円)だという話です。
冷静に考えれば、高過ぎですよね。
でも、あれだけの行列に並んでも、それでも食べたいと言う人がたくさんいるわけです。
一概(いちがい)に高過ぎると言ってはいけませんよね。
安くしたら行列がもっと長くなりますからね。

娘夫婦たちも、おいしく食べていてほしいと祈りつつ、ぼくは、一目散に巨大パーキングに向かいます。

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~シャトルバスで~

名残(なごり)は、惜しいですが、モンサンミッシェルを後にしながら、シャトルのバス停を探します。
帰りは、のんびり歩く余裕はないので、シャトルバスで帰ろうと思います。
3人とも遅れるわけにはいきませんからね。

3時を過ぎても人波は減る感じはしません。
こちらに向かって歩いているほとんどは、シャトルバスに乗ろうとする人だと思います。

シャトルの停留所を発見しました。
でも、停留所からかなり歩かないと列の最後尾につけません。
帰る時間が集中しているせいか、シャトルバスを待つ人は、かなりの長蛇(ちょうだ)です。
写真の上隅の遠くにかすかに見えるのがシャトルバスです。
でも、何台か同時に来ているので、1回で乗れる人数は多いようです。


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~バスがいない!~

4travel.comより

シャトルバスには、10分くらいで乗ることができました。

4travel.comより

そして、5分もかからないくらいでパーキングの停留所に着きました。
ぼくは、一目散にバスが停まっているはずの7番パーキングに急ぎました。
その時すでに3時25分です。
しかし、なぜかそこにはバスがいません。
ぼくは、記憶違いかと思い、近隣のパーキングを探しまくりました。
「バスが消えた!」と本気でそう思い、結構テンパってしまいました。
かなり、歩き回り探したと思います。
しかし、どこにもぼくの乗るバスはありません。
仕方ないので、P7番に戻ってウロウロしていると、見覚えのあるバスがゆっくりパーキングに入って来るではありませんか。
運転手は、ぼくが懸命に探していたことも知らずに、申し訳ないような表情は全くしていません。
これが海外です。
運転手やガイドさんは、
「どうせみんな遅れて来るだろう」
と思ってバスでどこかへ行っていたようです。
そうとは知らないぼくは、バスが消えたと思って、一人で、てんやわんやの大騒ぎをしていました。

ぼくは、騒ぎ疲れていたので、怒る気にもなれず、一人静かにバスに乗り込みました。
3時32分。
集合時刻は過ぎているのに、バスには、ぼくしかいません。

そのうち、次々と他の乗客も乗り込んできました。
要するに、ぼくが、一番乗りだったのです。
5分前行動でも一番乗りです。
「何だ!みんな遅れる前提で動いてるのか!」
と思ったら、何だか、拍子(ひょうし)抜けしてしまいました。
時間を守ろうと急いで、その結果、間に合ったのに肝心のバスがいなくて、そのせいで慌(あわ)てて狼狽(うろた)えて、バスを探し回って、、、
そんな自分の真面目さが馬鹿馬鹿しく思えてきました。


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~果たして娘夫婦は?~

さて、娘夫婦はどうでしょうか?
乗客たちや乗務員たちの時間へのルーズさを目(ま)の当たりにすると
「娘夫婦たちが多少遅れるのも大したことではないよな」
と妙な安心感が芽生えていたのは、事実です。
でも、度を超すとやはり問題です。
「最後の二人」になりそうになったら、ガイドさんへの謝罪行動に出ようと思っていました。

娘たちからは、
「オムレツやっと来た!」
「オムレツ食べ終わったよ!」
「めちゃ美味しかった!」
「これからシャトルバスに乗るよ!」
「シャトルに乗ったよ!」
と逐一(ちくいち)メールで状況を知らせては来ます。
しかし、その後のメールは来ません。

でも、他の乗客の集合も芳(かんば)しくありません。
案内ガイドも焦(あせ)っている様子は感じられません。
そうこうしているうちに、娘夫婦が到着しました。
少しの遅刻で済みました。
4分の1くらいの人は、まだ来ていないので、娘たちの遅刻は全く目立ちませんでした。
娘夫婦は、息を荒げていたので、急いだということがよく分かります。
でも、その後から来る人来る人、みんな平然とした顔をしています。
これが、海外です。
時間に遅れるということに対する罪悪感が全く違います。

~パリへ~

集合時刻から20分経っても現れなかった最後の親子連れが、さすがに申し訳なさそうな顔で入ってきました。
これで、出発できます。

名残おしいのか、バスの車窓からモンサンが見えるたびにシャッターを切る音が聞こえます。
もちろんぼくも名残惜しいです。

広大な畑の向こうに見えるモンサンが小さくなるたびに、寂しさが大きくなっていきます。

おそらくこれが最後だろうと思われるくらいに小さくなったモンサンです。
あとは、ひたすらバスに揺られるだけです。

熟睡していたら、パリ市内に来ていました。
バスの車窓から、エッフェル塔が見えてきました。
もうすぐ、このバスツアーも終わりです。

集合場所?解散場所?のホテルに戻ってきたのは、夜10時頃でした。
さすがに、夜10時になると、パリでも暗くなっています。
夜空に浮かぶ、ライトアップしたエッフェル塔もなかなか見事です。

明日は、朝早くベルギーへ旅立ちます。
ぼくにとっては、最後のパリです。
最後の夜にライトアップしたエッフェル塔が見られてよかったです。

(第19話、終わりです)

(第20話は、「ベルギーへ」です)

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