先回は、バルト3国のラトビアとリトアニアの紹介でした。
今回は、ポーランド・ワルシャワの紹介だけにさせてもらいます。
予告では、「この旅の宿泊ホテル11か所の紹介」も入っていましたが、最近、サイトの調子が芳(かんば)しくなく、予期しないトラブルが続出しています。
一話の情報量が多過ぎるのが原因かもしれません。
なるべく、分割してお伝えした方がいいのかもしれません。

それでは、この旅最後の訪問国・ポーランドについて調べたことを紹介していきます。

9月11日(木)~14日(日)の3泊4日、ポーランド・ワルシャワに滞在する予定です。
ぼくは、過去に二度ポーランドを訪れたことがあります。
2002年と2003年だったと思います。
その二度ともアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所への視察訪問です。
教職員組合の教育視察団の団長として訪れました。
当時、ポーランドは、ソ連の影響下から脱出して10年くらい経った頃でした。
EUにもまだ加盟していなかったと思います。
アウシュビッツ・ビルケナウは、ポーランド第二の都市・クラクフに近いので、ワルシャワは通過するだけで、ほとんどの滞在と宿泊は、クラクフでした。
今回の旅でも、クラクフ行き(アウシュビッツ行き)を考えたのですが、旅も最終盤になってかなり疲労が溜(た)まっているかもしれないということで、今のところ「クラクフには行かない」という予定です。
という理由で、今回はワルシャワ周辺に限定して観光するつもりです。


<アウシュビッツ・ビルケナウの名称について>
今回の旅とは直接関係ありませんが、ミニコラムとしてお付き合いください。
強制収容所を訪れた当時、出会ったポーランドの人々に名称の件で注意?お願い?を受けました。
「アウシュビッツ」「ビルケナウ」という呼び方は、当時のナチスドイツが勝手につけた名称なので、ポーランド名の「オシフィエンチム」「ブジェジンカ」と呼んでほしいとの要望でした。
確かに二次大戦でドイツはポーランドに侵攻し、たくさんの人命や国土、建物、人権、言葉を奪ってしまいました。
その中に、地名も含まれていると思います。
ぼくは、そのことに納得して、当時の報告書などには、なるべく「オシフィエンチム」「ブジェジンカ」という名称を使っていた記憶があります。
その後、この強制収容所は、世界遺産に登録され、世界中の人々に知られるようになりました。
登録名は「アウシュビッツ・ビルケナウ ナチスドイツ強制収容所」です。
世界中で「アウシュビッツ」「ビルケナウ」という名称が潮流になってしまいました。
ぼくも徐々に「オシフィエンチム」「ブジェジンカ」という名称を使わなくなってしまいました。
でも、当時のポーランド人の思いを忘れないために、敢(あ)えて、このようなミニコラムのような形でポーランド人の気持ちを紹介させてもらいます。

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ポーランドは、この旅、最後の訪問国です。
リトアニア・ビュリュニスからバスで「NATOのアキレス腱(けん)」とも言われている「スバルキ回廊」を横切ってポーランドに入ります。

「ヨーロッパ47か国の歴史といまがわかるパノラマ大地図帳」
(宝島社)より

ポーランドもバルト三国同様、周りからの侵攻や侵略、干渉を受け続け、長い間、苦難の歴史を歩み続けた国家です。
国家が消滅したり、分割されたり、社会主義体制を強制されたりしながらも、1999年にはNATOに、2004年にはEUに加盟を果たしています。
現在では、脱ロシア、反ロシアの方針を明確にし、着々と西側諸国の一員としての地位を築き上げています。

「ヨーロッパ47か国の歴史といまがわかるパノラマ大地図帳」
(宝島社)より

ポーランドは、周りをバルト海と7つの国に囲まれています。
北側からロシア(ロシア飛び地:カリーニングラード)、リトアニア、ベラルーシ、ウクライナ、スロバキア、チェコ、ドイツの7か国です。
ロシアを除けば、ヨーロッパの国の中では最多の隣国と接している国家です。
ポーランドは、面積的にも広く、地理的にも重要な場所に位置しているため古くから侵略や侵攻の対象になったとのことです。


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~首都ワルシャワってどんな都市?~

ワルシャワは、ポーランドのほぼ中央部に位置しています。
首都には珍しく、海がある国なのに海岸に面していません。

ビスワ川がワルシャワ市をちょうど半分に割って流れています。

ビスワ川の左岸に旧市街が広がっています。


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今回も旧市街地を中心に見どころをピックアップしていこうと思います。

(1)ワルシャワ旧市街

ワルシャワ旧市街:NEWTより

ワルシャワは、第二次大戦でナチスドイツの無差別爆撃により街中が破壊されました。
第二次大戦後、廃墟(はいきょ)となったワルシャワ市街地は、支配国のソ連風の街に造り替えられる計画でした。
要するに歴史と伝統あるワルシャワの街は消滅の危機に瀕(ひん)していました。
しかし、「失われたもののの復興は未来への責任である」との掛け声の元、ポーランド人は再建復興に向け、国を挙げて復元の道を歩み始めました。
先回訪れた時に、ポーランド人から
「我々は釘一本、傷一つまで忠実に再現しました」
という言葉を聞きました。
おそらくポーランド人民みんなが、そのような意気込みや決意で復興が行われたのだと思います。
そんな努力が認められて、1989年、ワルシャワ旧市街地は世界遺産に登録されました。

(2)ワルシャワ歴史博物館

ワルシャワ歴史博物館:グーグルマップより

ワルシャワ旧市街の中心にある博物館です。
何と木曜日は入館料が無料になるサービスがあるということです。
ワルシャワに着く初日が木曜日なので、いの一番に行きたいと思います。
10時~19時、月休、25PLN(1000円)

(3)ワルシャワ王宮

ワルシャワ王宮:NEWTより

かってポーランド国王の居城だった建物です。
現在、ポーランドは王制を敷いていないので国王はいません。
内部は、博物館として一般公開されています。
10時~17時、火曜日が休館日です。
50PLN(ポーランドズォティ:1PLN=約40円⇒2000円)

(4)ショパン博物館

ショパン博物館:NEWTより

世界的な音楽家フレデリック・ショパンさんはポーランド・ワルシャワ出身です。
1954年開館という歴史ある博物館です。
ショパンの楽譜やピアノなど所縁の物品を見ながら生涯を辿(たど)ることができるそうです。
11時~20時、月曜日が休館日です。
22PLN(880円)

(5)聖十字架教会

聖十字架教会:NEWTより

ショパンさんの心臓が壺(つぼ)に入って安置されていると言われている教会です。
ショパンさんはパリで亡くなったので、ご遺体はパリに埋葬されていますが、故郷に帰りたいという本人の強い願いから心臓だけは、この教会に安置されているとのことです。
6時~20時、休なし、無料。

(6)旧市街広場市場

旧市街広場市場:NEWTより

旧市街の復元作業は「煉瓦(れんが)のひび割れ一つに至るまで」と言われるほど精巧(せいこう)な修復作業だったと言われています。
旧市街広場の中で開かれる市場は、買い物目的でなくとも、ぶらりと訪れても十分楽しめるということです。
24時間、休なし、無料

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(7)文化科学宮殿

文化科学宮殿:NEWTより

ワルシャワ市内にそびえ立つ大きなビルディングです。
最上階は42階で高さ188m、アンテナ部も合わせると237mもあると言われています。
スターリンによって寄贈されたという話です。
どうりで、旧ソ連の匂いがプンプンします。
30階にある展望エリアは、ワルシャワ市街を見渡すのに絶好の場所だそうです。
10時~20時、休なし、25PLN(1000円)

(8)ワルシャワ蜂起記念碑

ワルシャワ蜂起記念碑:NEWTより

ナチスドイツに立ち向かったワルシャワ市民の雄姿を讃えたモニュメントです。
後ろには博物館があり、ナチスドイツに徹底抗戦したワルシャワ市民の歴史が学習できるようになっているということです。
24時間、休なし、無料

(9)キュリー夫人博物館

キュリー夫人博物館:NEWTより

ノーベル物理学賞・化学賞を受賞したキュリー夫人もポーランド・ワルシャワ出身です。
キュリー夫人の生誕100年を記念して開館した博物館だそうです。
12時~18時、日・月休、11PLN(440円)

(10)ビラヌフ宮殿

ビラヌフ宮殿:NEWTより

ポーランド国王が17Cに建築したゴシック様式の宮殿です。
「ポーランドのベルサイユ宮殿」と形容されるほど美しい宮殿だそうです。
ワルシャワ駅から電車で40分もかかる郊外にあるそうです。
10時~16時、休なし、20PLN(800円)

(11)ポーランドのユダヤ人歴史博物館

ポーランドのユダヤ人歴史博物館:NEWTより

ポーランドに住むユダヤ人の歴史について多数の資料が展示されている博物館です。
ナチスドイツ統治下では、ポーランドにいる大多数のユダヤ人がゲットーに捕らえられ、ポーランド国内に造られたアウシュビッツなどの絶滅収容所で命を落としました。
そのような悲劇を決して忘れないという理念の元、建設されたそうです。
10時~18時(土は20時まで)、火休、45PLN(1800円)

(12)ワジェンキ公園

ワジェンキ公園:NEWTより

ワルシャワ中心部に広がる広大な公園です。
ワルシャワ観光に疲れたら、癒(いや)してくれそうな公園です。
24h、休なし、無料

ぼくは、2度もポーランドに来たことがある割に、首都ワルシャワにはあまり馴染(なじ)みがありません。
(真っ暗な夜に到着して、旧市街のホテルに1泊して、朝早くクラクフに向かったので、ほとんど観光はしていません)
ポーランド人が威信をかけて再現したワルシャワ旧市街は今からとても楽しみです。
次回は、この旅で泊まるホテルの紹介をします。
もしかしたら、このシリーズの最終話になるかもしれません。

(第9話、終わりです)

(第10話は、「この旅で泊まる11か所のホテルの紹介です)最終回?

「あきらのふらブラ旅」メニューページへ

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宮田 彰(あきら) 1961年新潟県上越市生まれ 新潟県内公立小学校教員を33年間勤める 2015年から中国上海のアメリカンスクールにて教員 2021年退職 2022年「あきらのふらブラ旅ブログ」開設 現在上越市在住

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