~ようやく辿り着いたホテル~

バスチューユ駅の乗り換えで「ヘトヘト」「ベトベト」になりながらの、ホテルの到着です。

ぼくの泊るホテルは赤色シェイプの地点です。
最寄りの「リュドル・ロラン駅」から割と近く、見つけやすいホステルです。

「バスチューユ」という文字が小さ過ぎませんか?
でも「ホテル」ではなく、「ホステル」だったことが幸いして、すぐに見つけることができました。
10時を少し過ぎたあたりの到着だったと思います。

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~ホテルでバトル勃発(ぼっぱつ)~

フロントで対応してくれたのは、若い女性スタッフでした。
物腰は柔らかく一見何でも聞き入れてくれそうな感じがしました。
英語も流暢(りゅうちょう)で、フランス語をしゃべらないと機嫌が悪くなるタイプでもなさそうです。

その時のぼくは、とにかく、一時も早く部屋に入り、着替えをしたかったです。

このホテルのチェックインは、15時だということは知っていました。
でも、ぼくは、前日からこのホテルを予約しているし、その分のお金も払っているので、15時を待たなくても自分の部屋に入る権利があると思っています。
だから、チェックインの手続きが終わった後、女性スタッフに
「昨日から予約してあるぼくの部屋に行きたい」
と言ったところ、
「うちのホテルは、15時にならないと部屋には入れません」
と言ってきました。

ぼくは、ある程度予想通りの回答だったので、
「普通の場合はそうだけど、ぼくの場合は、昨日から予約してあるので、ぼくの部屋があるはず。
キャンセルができない決まりなので、ぼくのためにその部屋は昨日から準備してあるはず。
自分の部屋に入れないのはおかしい!」
と反論しました。

ところが、その女性スタッフは
「15時まで部屋に人がいてはいけないことになっている」
と少し観点を変えて反論してきました。
戸惑ったり迷ったりする様子は全くありません。
他の者に聞くなどという選択肢もないようです。
見た目より数百倍手強い感じがします。

ぼくは
「部屋にずっといるわけではない。
荷物を置いて、シャツを着替えるだけだ」
と言ってもそれも許してくれません。

あまりに融通(ゆうずう)がきかないので
「ぼくには荷物を置いていい権利がある。
昨日からぼくの部屋なんだ」
と権利意識を強調してもダメでした。

そのうちヒートアップしてきて、
「だったら、前の日の宿泊費の返還をしてもらう」
という話にまで発展してしまいました。
何とも大人気(おとなげ)ないおっさんですが、それくらい、ヒートアップしてしまっていたのです。

娘夫婦のホテルは、その理屈で、すんなりと部屋に入れてくれたのは知っていました。
だから、フランスでも通用する理屈だと思います。
決して理不尽な要求をしているつもりはありません。
しかし、目の前のこの女性スタッフには、どうにも通用しません。
冷静に言っても、語気を荒げても、何度も同じ言葉を繰り返し粘り強く言っても、対応は変わりません。

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~着替えの場所だけは、、~

結果的には、部屋には入れませんでした。
しかし、一つだけ譲歩させたのは着替えの場所です。
「部屋に入るのは諦(あきら)めるが、その代わり着替える場所がほしい」
との要求に対して、連れていかれたのがトイレでした。
「こんな狭い所ではスーツケースが広げられないし、不潔だし、嫌だ!着替えられない!」
と言うと
「みんなここで着替えている」
と言うではありませんか。
ぼくは、
「スーツケースがなければここでもいいかもしれないが、ぼくは、スーツケースを拡げなければいけない。
もう少しまともな場所はないのか?」
との要求に対してすぐには、要求通りには動きませんでしたが、
「ぼくは、部屋に入ることを譲歩(じょうほ)した。
あなたは着替えの場所を譲歩するべきだ」
と言ったら、意外とすんなり従業員用の部屋(スッタフルーム)に通してくれました。
「まあ、これくらいの譲歩は当たり前だよね」
というのがぼくの正直な気持ちでしたが、わざと大袈裟に
「ありがとう!
これで気持ちよく着替えられる。
あなたの親切に感謝する」
と言ったら、その女性スタッフは、久しぶりにニコリとした笑顔を見せてくれました。

ぼくは、そのスタッフルームで下着や靴下やシャツや帽子など身に着けている物全てを着替えました。
何と言っても、香港での1泊は手元に着替えがない状態でしたからね。
スタッフルームにはシャワーもあったので、ついでにシャワーも浴びたかったくらいです。
でも、長々とバトルを繰り広げていたので、娘夫婦との待ち合わせ時間が迫っています。
そんな、時間的な余裕はありません。

その後、重い荷物を自力で地下深く潜った荷物置き場に運び入れました。
狭い螺旋(らせん)階段を重い荷物を持ちながら、一段一段降りていきました。
またまた、汗が噴き出してきました。

地下で荷物を置き、汗を拭きながら、
・日本人が知らぬ間に沁みついた「お客様は神様」的な考えは、フランス人には通用しないのか
・議論好きな頑固者のフランス人に議論を吹っ掛けても勝ち目はないのか
など素朴な疑問を抱いていました。

まあ、結果的に、娘夫婦との待ち合わせ時間が迫っていたので、ぼくが引いた形になりました。
フランス人は議論が好きだとよく言いますが、あのような若き女性までもが、こんなおっさん相手に真っ向勝負をしてくるとは、、、
日本ではまず体験できないバトルだと思います。
フランス恐るべしです。


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~PMP(パリミュージアムパス)引き換えに~

娘夫婦とは、PMP(パリミュージアムパス)の引き換え場所で待ち合わせでした。
ぼくは、遅刻は、滅多(めった)にしないタイプですが、この旅唯一、遅刻をしてしまいました。
引率者?コーディネーター?が、遅刻をするのはよろしくないですね。
これも全てホテルの若き女性スタッフとのバトルのせいです。

ホテルから地下鉄8号でバスチューユ駅へ。
バスチューユ駅で1号に乗り換え、「ルーブル美術館駅」で下車です。

引き換え場所には、すでに娘夫婦が来ていました。
ぼくの遅刻を、厳しく咎(とが)めることもなく至って柔和に出迎えてくれました。

窓口で交換した「パリミュージアムパス」です。
108€(約18500円)でした。
4日間(96時間)有効の交通チケットが付帯していない観光のみ有効のカードです。
ぼくのような節約旅ばかりしている人間からすると反射的に「高い!」と思ってしまいますが、パリの観光地の入場料がそもそも高いです。
例えば、
・ルーブル美術館:17€(約2930円)
・エッフェル塔:14.5€(約2500円)
・ベルサイユ宮殿:32€(約5500円)
・オルセー美術館:16€(約2750円)
です。
これだけで、すでに13000円以上です。
だから、行きたい観光地の入場料を全て合算して損得を計算して、購入を決めました。
もちろん、入場券を買うために並ぶ時間の短縮も考慮しての選択です。
日本でネットで予約しました。
現物は、パリ市内の指定されたスポットでバウチャーを見せ交換します。

現物は、ただのカードではなく、蛇腹(じゃばら)状の観光パンフレットのように作られています。

どこの観光地で使えるのか?それはどこにあるのか?が分かるような、なかなか、工夫満載のカードです。

でも、説明がフランス語と英語だけというのが、「玉に瑕(きず)」です。
日本のサイトを通して買ったのだから、日本語表記もあってもいいのでは?と欲を言いたくなります。

交換所近くで、腹ごしらえをしている2人です。
もちろん、飛行機内でバッグに入れた軽食や飲み物です。
ちょっとした時に、役立つ非常食です。


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~ルーブル美術館で、「陳情大作戦」はうまくいくのか?~

観光の一番目は「ルーブル美術館」です。

逆さピラミッドが入場口の目印です。
写真のぼくの左肩の脇にたくさんの人の群れが見えます。
さて、香港で計画した「陳情大作戦」はうまくいくでしょうか?
もしうまくいかないと、あの大勢の群衆の後に並ばなければなりません。

<陳情大作戦>

以下の3点を入口スタッフに見せ、並ばずに入場しようとするのが「陳情大作戦」です。

入口スタッフに恐る恐る3点セットを見せると、「入っていいよ!」というジェスチャーをしてくれました。

3人は、ガッツポーズしたい気持ちを抑えて、至って普通のようなふりをして入場しました。
陳情大作戦は予想外にもうまくいき、ほとんど並ばずに入場することができました。
うまくいくものですね。
3人とも満面の笑顔です。

いよいよ、パリ観光最初の「ルーブル美術館」に入ります。
ここへ来るまでに、いろいろあり過ぎましたが、憧(あこが)れの「ルーブル美術館」です。
思いきり、堪能(たんのう)したいと思います。

(第3話、終わりです)

(第4話は、「ルーブル美術館へ!」「コンコルド広場へ」です)

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宮田 彰(あきら) 1961年新潟県上越市生まれ 新潟県内公立小学校教員を33年間勤める 2015年から中国上海のアメリカンスクールにて教員 2021年退職 2022年「あきらのふらブラ旅ブログ」開設 現在上越市在住

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