~香港の高級ホテルで~

成田空港発・香港行きの飛行機が、遅延に次ぐ遅延で、ぼくたち3人は、パリ行きの飛行機に乗り継ぐことができませんでした。
結局、ぼくたちは、翌日の同じ時刻の便(00時05分)に乗ることになりました。
そして、その日は、航空会社(キャセイパシフィック)が手配した香港のホテルで1泊することになりました。

ぼくたちが、期せずして宿泊することになった「ロイヤル・パシフィックホテル香港」です。

香港・九龍地区の観光地「チムサッチョイ(尖沙咀)」のど真ん中にある4つ星の高級ホテルです。
(赤いシェイプがホテルです)

ホテルの近くには、対岸の香港島を眺めながら海岸線をのんびり歩ける遊歩道もあります。
娘夫婦は、この遊歩道を歩き、香港観光を楽しんできたようです。

遊歩道には、香港の大スター「ブルース・リー」の銅像も建っています。

夜景も絶景です。

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~食事も大満足!~

遅延の瑕疵(かし)は、ぼくたち乗客にはないので、当然、ホテル代から食事代、かかる交通費、代替え便の航空チケット代金まで全て、航空会社持ちです。

朝食です。
香港名物の朝粥(あさがゆ)ももちろん食べました。
ホテルに到着したのが朝4時過ぎでしたが、ぼくは、しっかりと朝食をとってから、睡眠に入りました。
娘夫婦は、ホテル到着後すぐに寝てしまったらしいので、朝食はとってないようです。
その代わり、昼食後に香港観光に出かけたようです。

昼食です。
ぼくの好物・チキンがおいしかったです。

夕食です。
たくさんの海産物がありました。
上海ガニではなく、ベニズワイガニが出たのが驚きでした。

滞在中の3食全てが無料で提供されました。
節約旅のぼくにとっては、こんな豪華な食事は、最初で最後だと思って(笑)、ありがたい気持ちでいただきました。

娘夫婦も、満足の様子です。
娘夫婦は、食事だけでなく、香港の観光にも満足したようです。

レストランからの眺めも最高です。

3食同じ場所で食べると、時間による景色の違いも楽しめます。
この日の夕焼けはブルーの空の中に徐々に茜(あかね)色が広がっていくというなかなかの絶景でした。

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~遅延による代償~

しかし、喜んでばかりはいられません。
遅延のために生じる、様々なデメリットを解消していかなければいけません。
大きく分けると、
①パリのホテルへのキャンセルの連絡
②パリの観光日程の大幅な組み換え
③パリの観光施設への予約変更の連絡と新たな予約申請

の3つがあります。

<①パリのホテルへの連絡>

予約したホテルサイトを通して、連絡をしました。
遅延は、ぼくたち乗客のせいではありませんが、予約した時の取り決めで、キャンセルしてもホテル代の返金はしない取り決めの商品です。

<②日程の組み換え>

この作業が、最も難しく、時間がかかりました。

修正案を何度か書き直しながら、3人で話し合いながら、組み直しをしました。

組み直しの基本は、
・当初立てた計画で、行かない観光地がないようにする
・そのためには、一つあたりの観光時間を減らす
・観光地と観光地の間を能率よく回る
この3点を守るためには、より詳しい下調べとひらめきやアイディアが必要でした。

結果的に下の表のような修正案になりました。

<当初の予定>
8月9日(土):パリ1日目
A: ルーブル美術館見学(PMP◎、入館予約済み)
B:コンコルド広場(PMP✖、入館予約必要なし)
C: シャンゼリゼ通(PMP✖、入館予約必要なし)
D: 凱旋門(PMP✖、入館予約必要なし)  
<修正案>
8月9日(土):香港泊  
8月10日(日):パリ2日目
E:ベルサイユ宮殿(PMP◎,入館予約済み)
F: オルセー美術館(PMP◎,予約必要なし)
8月10日(日):パリ1日目
A: ルーブル美術館見学
B: コンコルド広場
C: シャンゼリゼ通り
D: 凱旋門
G:エッフェル塔
H:ノートルダム大聖堂
I:サントシャペル
J:セーヌ川散策
8月11日(月):パリ3日目
G:エッフェル塔(PMP◎、予約必要なし)
H:ノートルダム大聖堂(PMP◎、予約済み)
I:サントシャペル(PMP◎、予約必要なし)
J:セーヌ川散策(PMP✖、予約必要なし)
K:オペラ座(PMP✖、予約必要なし)
L:サクレクール寺院(PMP✖、予約必要なし)  
8月11日(月):パリ2日目
E:ベルサイユ宮殿
F: オルセー美術館
K:オペラ座
L:サクレクール寺院
8月12日(火):パリ4日目
M:ディズニーランド &ルクセンブルグ
8月12日(火):パリ3日目
M:ディズニーランド &ルクセンブルグ
8月13日(水):パリ5日目
N:モンサンミッシェル
8月13日(水):パリ4日目
N:モンサンミッシェル
8月14日(木):ベルギー1日目
O:ブリュッセル観光
8月14日(木):ベルギー1日目
O:ブリュッセル観光
8月15日(金):ベルギー2日目
P:ブルージュ観光
8月15日(金):ベルギー2日目
P:ブルージュ観光

*PMPとは、パリミュージアムパスのことです。

要するに、前半の3日分を、2日間に凝縮(ぎょうしゅく)するイメージです。
後半の4日間は、交通機関やツアーの関係で動かすわけにはいきません。
そのため、パリに着く1日目が大忙しになりそうです。
体力面、健康面に気を付けないといけません。
北海道より緯度が高いパリですが、今年は異常高温が続いています。
それから、スタンプラリーみたいな「行けばいい」的な旅にならないように留意しないといけないと思います。

<③パリの観光施設への予約の変更の連絡>

上の表からも、お分かりいただけますが、せっかく、時間帯予約しても飛行機の遅延で、予約が無効になるものがほとんどです。
パリに詳しい方ならご存知だと思いますが、パリミュージアムパスや観光地の入場券を事前に入手しても時間帯予約をしていないと、「入れない」とか、入場券を買うための「長い列に並ばなければならない」などの厳しい現実が待っています。
だから、再度、予約を取り直そうとトライしてみましたが、そんな簡単にはいきません。
予約の取り消しが出来なかったり、取り消しができないと次の予約が取れなかったり、予約できる時間が過ぎていたりして、なかなかうまくいきません。
そこで、考えたのが情(じょう)に訴える作戦です。
下のような陳情書(ちんじょうしょ)的なものを作り、それを係員に見せるという手段を考えました。
もちろん、実際に入手した予約確認書も同時に見せる予定です。
名付けるとしたら「陳情大作戦」です。
文章自体は嘘ではありません。
でも、はたして、パリの服務員たちは、このような文章にどんな反応を示すのでしょうか?
こういう企みは、うまくいってもいかなくても、何だかワクワクしますね。

☝観光地の入口にいるスタッフに見せる文章(陳情書)です。
フランス語なので正確に翻訳されてるのかどうかは分かりません。
翻訳アプリを信じるしかありません。

実際に時間予約して発券された「ルーブル美術館」の予約票です。
2025年8月9日12時30分の時間帯予約です。
もちろん、その時間は、まだ香港にいるので、この予約票は無効になります。
でも、確かに予約はしてあるのだという「証拠」に使おうという目論見(もくろみ)です。


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~パリへ~

ホテルでの夕食を終え、夜9時には香港空港に向かいました。
ホテルから空港までは、もちろん、再び1時間以上のタクシー旅です。

深夜00時05分のパリ行きの飛行機は定刻に出発しました。
水平飛行に移ると、直(じき)に、機内の照明が消え、睡眠モードになりました。
出された夕食?夜食?は、食べられる物は食べ(ホテル夕食をしっかり食べ過ぎたのであまり食欲は湧きませんでしたが、)、持ち出せるものは、明日のパリ観光の時のためにバッグにしまいました。
実は、パンとかケーキとか菓子とか水みたいなどうでもいいものが、結構、貴重になる時があります。

さて、機内ではしっかり寝ておかないと明日(もうすでに今日ですが、、)のパリ観光が元気にできません。
まあ、ぼくの場合は、そんな心配は無用なようで、いつの間にか熟睡モードになっていました。
心配は、鼾(いびき)だけです。(笑)

気付いた時には、外は明るくなっていてパリに近付いていました。
少し早い朝食が提供された後、すぐに着陸態勢に入ります。

パリ上空です。
7時過ぎには、予定通りパリ・シャルルドゴール空港に到着しました。
機内でeSIMの設定を忘れずに行い、いよいよパリ上陸です。

~3日かけてようやくパリに上陸!~

娘夫婦も、機内でしっかり寝れたようで元気です。
この状態なら今日の過密スケジュールの観光も何とか乗り切れそうです。
娘が大好きなミッキーの前でとりあえず記念撮影です。

~パリでの交通チケットの確保~

交通チケットを手に入れないとどこにも移動ができません。
空港に乗り入れている地下鉄駅構内で交通チケットを購入します。

有人の窓口に長い列が出来ています。
この時は特に違和感は感じませんでしたが、その後のヨーロッパ各地の駅と比較すると、窓口での販売が主流だということに少し意外な感じがします。
ヨーロッパ各地の駅は、既に自販機のキャッシュレスが主流で、窓口で係員から購入するという景色はほとんど見られませんでした。
やはり、パリは新しいものと古いものが同居している街なのでしょうか?

ぼくは、お金の絡む注文をする時には、なるべく紙に書いて渡すことにしています。
無用な間違いやトラブルが激減するからです。
ぼくたちは、時間券(日券)を選ばず、回数券を10回分チャージすることにしました。

このNavigoEasyカードに空港片道分とメトロ列車10回分がチャージされています。
パリは、今年(2025年)の1月からゾーン制をやめて、時間制になりました。
1回分で地下鉄や列車が2時間乗り放題です。
2時間以内なら公共の交通機関乗換自由です。
(ぼくたちのはバスには乗れないチケットですが、、)

まずは、ホテルへ向かいます。

地下鉄は、それほど混んでいませんでした。

~娘夫婦のホテルへ~

とりあえず、娘夫婦のホテルに向かいます。

地下鉄1号線「サンポール駅」を上がるとすぐに見つかるホテルです。

真ん中の地下に続いている階段が地下鉄駅の入口です。

ホテルは、パリの歴史的建造物の一角にあります。

一部屋一部屋は決して広くはありませんが、手の込んだ寝具や調度品に囲まれています。

娘夫婦は、部屋にもスタッフにも大満足のようでした。

一つ一つがお洒落です。

こんなちょっとした空間にもゆとりを感じますね。

狭い建築物ですが、空間を上手に使い、採光もよく考えられています。

~次の目的地はPMPの交換場所です~

娘夫婦は、ホテルスタッフの温かい対応にも恵まれ、ぼくがついていなくても何の問題もなく、チャックインなど行うことができました。

そして、部屋で着替えたり少し休息をしたりした後、次の目的地に向かったようです。

次の目的地は、「ルーブル美術館」の脇にあるPMP(パリミュージアムパス)の引き換え場所です。
地図の赤線地点です。


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~ぼくは、地下鉄の乗り換えで「地獄」を体験

一方のぼくは、どうだったのでしょうか?
娘夫婦とサンポール駅で一旦別れました。
違うホテルを予約していたからです。
もちろん、娘夫婦のホテルより数段グレードが落ち、値段が安いホテルです。
いや、正式には「ホテル」ではなく「ホステル」に分類される宿泊施設です。

サンポール駅から一つ先の「バスチューユ駅」で地下鉄8号線に乗り換えなければなりません。
その乗換が、少し大袈裟(おおげさ)な表現かもしれませんが「地獄(じごく)」でした。
でも、実感です。

「バスチューユ駅」は古い大きな駅です。
世界史が好きな方なら「バスチューユ」と聞けば、「バスチューユ牢獄襲撃事件」を思い出される方も多いと思いますが、まさにその「バスチューユ」です。

Wikipediaより

フランス革命の始まりとされている「バスチューユ牢獄」が上の地図のバスチューユ広場にあったのです。
その広場の下に、現在、地下鉄バスチューユ駅が幾重(いくえ)にも重なり合って地下深く展開されています。
「バスチューユ駅」は、いくつもの地下鉄路線(1号、5号、8号の上り下り合計8路線)が入り組んでいる老舗(しにせ)の駅だと思います。
無理やりいくつもの路線を組み入れた弊害(へいがい)かもしれませんが、無意味な階段が至る所にあります。
さらに、その階段には、ほとんど、エスカレーターやエレベーターが整備されていません。
大きな重い荷物を持って長い階段を上ったり下ったりを何度も繰り返さないと乗り換えることができません。
本当に「地獄」でした。
長い下り階段をようやく下り切ったと思ったら、目の前に同じ段数の上り階段が現れるという、全くあってはならない現実が本当にあったのです。
その日のパリは、30℃越えの運動制限がかかりそうなくらいの暑い日でした。
1号線から8号線に乗り換えるだけで「へとへと」になってしまいました。
先進国フランスの首都パリに、未(いま)だこんな高齢者や障碍者(しょうがいしゃ)に優しくない駅が存在しているなんて驚きでした。

重い荷物で「ヘトヘト」に、高温のため汗で「ベトベト」になりながら、ようやくホテル「バスチューユ・ホステル」に辿(たど)り着きました。
これで、着替えられるし、少しなら休息できると思い、正直言って、ホッとしました。

ところが、全くそんな寛(くつろ)ぎの時間は訪れることはありませんでした。
ホテル到着後、ホテルスタッフである「フランス女性」とのバトルが勃発(ぼっぱつ)してしまったのです。

その様子は、次話に譲(ゆず)りますが、振り返ってみると、ぼくは、つくづくトラブルやアクシデントの多い男だなあと思ってしまいます。

本当に頑固(がんこ)で意地っ張りなフランス女性でした。
バトルの最中(さいちゅう)は、年甲斐(としがい)もなく本気で頭に来てしまうほどエキサイトしてしまいました。
フランス人の「議論好き」や「自説を曲げない頑固さ」が垣間見られるバトルだったようにも思えます。
それでは、次話をお楽しみに!

(第2話、終わりです)

(第3話は、「フランス女性とのバトル」「ルーブル美術館へ!」です)

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